
友達が保険会社に転職してから、距離を感じるようになった話
大学時代からの親友・マリが、突然保険会社に転職した。
「応援してるよ!」そう言っていたのは最初だけで、まさかその後、保険の勧誘をされるなんて夢にも思っていなかった。
「ちょっと話聞いてくれない?」から始まる違和感
ある日、マリから久しぶりにLINEが届いた。
「元気してる?今度お茶でもしない?」
最初は近況報告だと思っていたけれど、待ち合わせ場所に行くと、すぐに保険のパンフレットが出てきた。
「保険って入ってる?うち、けっこう条件いいよ!」
驚いた私は「まだ考えてない」と答えると、マリは一瞬ムッとしたような表情を浮かべた。
同じ悩みを持つ人は多い
実際にネット上には、友達からの保険勧誘に悩む人の声が多数投稿されている。
たとえば以下のようなYahoo!知恵袋の相談。
参考URL:
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14113098479
質問者は「保険会社に勤める友達に会うと、保険の話ばかりされる」と困っており、
回答では「断ってもOK」「距離を取るのもひとつの手」など、無理して関係を続ける必要はないという意見が寄せられていた。
あるあるエピソード:人間関係がビジネス関係になる瞬間
勧誘された直後から、マリとのLINEは激減した。
「紹介してくれる人いない?」というメッセージを最後に、私たちの関係は自然消滅したようになった。
友達だったはずなのに、気がつけば「見込み客」扱い。
あの温かいやりとりはどこへ行ったのか、と悲しくなった。
なぜ友達を勧誘してしまうのか?
- 新規契約数がノルマとして課せられている
- 最初の数ヶ月が勝負なので、知り合いを優先的に声かける
- 「友達なら話を聞いてくれるだろう」という甘え
保険会社に入社したばかりの社員にとって、「友人・知人リスト」は最初の営業対象になることが多い。
しかしその結果、人間関係が壊れてしまうケースも少なくない。
どう対応すればいい?
- はっきりと「保険の勧誘は遠慮したい」と伝える
- 会う頻度を減らす・LINEの返信を控える
- 「検討しているけど、今は他社も比較中」と伝える(やんわり断る)
まとめ:友情とビジネスは別物
保険の勧誘がきっかけで、友情が壊れてしまうのは本当にもったいないこと。
でも、「断る勇気」と「断られても気にしない関係性」があれば、それも乗り越えられるはず。
逆に、保険の話ばかりで友情が消えるようなら、それはもう「本当の友達」ではなかったのかもしれない。